Sexual and Reproductive Health and Right の訳として使われています。このことから「リプロダクティブ ヘルス/ライツ」という使われ方もしています。

この考え方は、1994年の国際人口開発会議(ICPD)の行動計画の中で示されたようです。行動計画要旨の日本語訳版のなかで、監訳者は「結婚、妊娠、出生、成育をライフスタイルの中で考える包括的な革新的概念」と記しています。本文中の訳では、リプロダクティブ・ヘルスは、「人々には生殖の能力があり、生殖を行うのであればそれをいつ、どのくらいの頻度で行うかを決めるのは彼らの自由であることを意味している」とあり、リプロダクティブ・ライツは「すべてのカップルと個人が、自分の子供の数や出産の間隔を、自由に、かつ責任を持って決め、それを行うための情報や手段が彼らに与えられるという基本的な権利」としています。(2023.10.23.)