リプロダクティブ・ヘルス/ライツによると、出産は本人の意思に基づくものとしています。しかし、日本では1948年(昭和23年)から1996年(平成8年)まで優生保護法という法律が存在してました(現在は、改正されて母体保護法となっています)。

この法律では、障害を理由として本人の同意がなくても、「不良な子孫の出生を防止する」ことを目的にして、強制的に不妊手術をすることを認めていました。明らかに、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの考え方と反するものです。そのこともあり、「不良な子孫の出生を防止する」という優生思想に関することが削除されました。(2023.10.30.)