2021年に入り、すでに1か月が過ぎようとしていますね。今年もよろしくお願いいたします。

昨年より新型コロナウイルス感染症予防の対策中心の毎日が続いています。今年も一年、感染予防対策中心の日常になるのだろうと思います。昨年春の緊急事態宣言のころより、情報も整理され、手洗い、消毒、密を避ける、マスク、など基本的なことを一日の中で隙間なく気をつけていくことが一番のようです。引き続き、最新の情報に注視しながら、仲間も、職員も、疲れを出さないように気をつけていきたいと思います。

その中で、「第15回おりづる光と風まつり」をどうするか悩んでいます。昨年は、代替イベントを検討する間もなくあわただしく中止を決めましたが、今年はまだ時間があるので、何か楽しい取り組みを考えたいと思います。

今はやりのいわゆる「オンライン」は、インターネット環境のない方もおられると思うとベストではないし・・・。いろいろな方法で複合的な「まつり」になるような取り組みを考えていきたいと思います。また内容など、ご案内できるように知恵を絞っていきます。

昨年に続き、仲間の工賃保障も考えていかないといけません。今年も多くのバザーが中止になるだろうと思います。メインの売り上げであるバザーが中止になるため、現在、HPの販売の準備を進めています。ほかにも、どのような方法があるのか職員が模索しているところです。カタログ販売、屋外での販売など、アイディアを実現させるべく検討を進めています。

現在、おりづる作業所・オリーブは、「臨時的在宅支援」を実施しています。現時点で、2月末まで実施予定です。市や県より出された「○割減の出勤を」というメッセージを受け止め対応していますが、その反面、「仲間が退屈しないかな」とか、「ご家族の負担が増えて申し訳ないな」という気持ちが強くあります。ご家族からは、「今はしかたないよね」「そうした方がいいと思う」などの理解のある言葉をいただき、ありがたい限りです。

もちろん、命が最優先という考えは変わりませんが、作業所を休む、ということの精神的な負担が気になります。気持ちの疲れは、その時にすぐ現れる、というよりは、じわりじわりと時間をかけて現れることもあるからです。仲間も、職員も、ご家族も、その点を気をつけ、お互いにサポートしていけたらと思います。

休みの日に、退屈してしまって何をしようか悩む、というような話も聞きますが、かたや、「お休みが増えることで穏やかになった気がする」という仲間の話もグループホームから聞きました。なかなか自分から「休みたい」「のんびりしたい」と言えない仲間たちにしてみれば、「休んでいいよ」「おうち(ホーム)でのんびりしてね」と周囲が声をかけることで、「休んでいいんだ」「のんびりしよう」と思えて、自分のペースで過ごせるのでしょうね。

このように、新型コロナの感染予防をきっかけに見えてきたことをこれからの支援に活かしていきたいです。

今年の年末は、どんな状況になっているでしょうか。一年前は、いろいろな情報が錯綜としていましたが、今はかなり整理されてきました。さらに一年後は今以上に研究が進み、もっとわかったことが増えているかもしれないと期待しています。

私たちも、昨年はバタバタと「中止」「なし」としていましたが、今年は考える時間がたくさんあるので、いろいろな取り組みを中止にするだけではなく、代わりにこういうことをやろうと言えるような一年にしたいと思います。