ILOのホームページでは、ディーセントワークとは働きがいのある人間らしい仕事」のことで、「権利、社会保障、社会対話が確保されていて、自由と平等が保障され、働く人々の生活が安定する、すなわち、人間としての尊厳を保てる生産的な仕事のこと」という説明をしています。

 つまり、「何かをしてそれに対する対価を得れば良い」というのではなく、「やりがいを感じることができ、それによって、経済的自立が成り立つ活動」になると思います。作業所で働くことについて、仲間も職員も「やりがいはあるが、経済的自立となると……」になることも少なくはありません。仲間は「おこづかいにもならない」、職員は「結婚しても生活が不安」などの声が上がってきます。(2024.2.13.)