福祉の分野にもICTやら、ロボットが徐々に導入されています。

しかし、当然のこととして、それは人手不足を補うものであり、福祉のメインにはなりません。夜間のナースコールで看護師の業務が負担だから、センサーで利用者や患者の尿がどれくらいたまっているかを検知するものもできたようです。ナースコールが鳴っても、尿がたまっていないから、部屋を訪問しなくて良いというキャッチコピーでしたが、そのとき、そのナースコールを鳴らした人の願いは排せつ介助だけではなかったはずです。

シフトに入っている人数が少ないときに、緊急でもないことで呼ばれると支援する人はイラっとすることもあるでしょうが、部屋にいる人にとっての緊急性は同じなのかもしれません。「てあて」ということばがあります。不安を和らげるために、温かみが必要な人もいるはずです。(2024.3.18.)