障害のある人たちの働く場である「作業所」。以前は、「障害のある人が働いている」という枕詞が必要でしたが、このごろは、報道などでも単に「作業所」と使われることが多いと思います。制度的な用語となりますが、「就労継続支援B型」とか生産活動を行っている「生活介護」では、障害のある仲間たちが働いています。自分たちが作った物やサービスを商品として販売し、費用を差し引いた収益を仲間たちで分配しています。私たちの作業所の場合は、2つの生活介護事業所を平均して月に一人当たり6千円程度です。1日にすると300円です。現在の最低賃金にも程遠い額です。障害に応じた支援を受けながら働いているので、福祉的就労と言われています。その額で「給料」といえるの?と厳しい言葉を受けることもあります。(2024.2.20.)