細谷氏は、「「悪気がある」ことは単発的あるいは短期的な視点ではよくないことかもしれませんが、長期的に放置されることは少ない代わりに、「悪気のない」ことは短期的かつ単発的には許すことはできても、長期的にこれを放置することは根本的な問題を放置することになるのです。(略)つまり、悪気がないというのは「問題意識」がないことを意味し、これは問題解決においては相当値の深い問題です」(P.54)と述べています。また「「自覚がない」のは救いようがない」(P.54)とも書いています。
これまでは、「悪気のある・なし」を短期的な視点だけで見ていました。この著者の指摘に「確かに!」と思いました。同じことを繰り返しても「天然の人」だからと済ませていたかもしれませんが、長期的にみると「悪気のない」方が問題が大きくなるかもしれません。「悪気がない」ということは、「自分が悪いことをしている」ということが分からないということなので、「良い・悪い」ではなく、「どうあるべきか」という「問題発見」からの視点で話をしていくことが必要なのかもしれません。(2026.5.25.)
(参考・引用図書:『問題発見力を鍛える』細谷功(著)講談社現代新書2580 2020年)

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