私たちの事業所で初めての陽性者が出たときのことです。そのころは、保健所もまだ機能していて、陽性者に関する聞き取りや濃厚接触者の判断などがありました。濃厚接触者はいないが念のため、PCR検査をしましょうということになりました。鼻腔を拭う方法ではなく、唾液による検査が基本のようですが、「ストローは吸うもの」と思っている仲間たちには、「ストローに唾液を出す」ことは、それまでのストローの使い方とは真逆のことで、その方法ではできない仲間がたくさんいました。そのときは、保健所の協力により事業所で鼻腔を拭う方法で行いました。

しかし、家族に陽性者が出ると、事業所でPCR検査を行うこともできず、医療機関では有料だったり、そもそも検査自体を拒否されることもしばしばと聞きました。(2023.8.17.)