SDGsの5つのPのうち「People」は、単に生物のヒトとして生命を維持しているだけでなく、人権が尊重され、尊厳をもち、(潜在)能力を発揮できるように、その社会的環境を整えないといけないということだと思います。人間は生きているだけで価値(生きている意味)があるが、本人が能力を発揮するためには本人の努力だけでは発揮できないということです。能力を発揮できないとき、本人の努力が足りないからということで片づけられることがありますが、それは間違いだということです。

学びたくても学びの機会がなければ学ぶことはできません。そういうときに、「学びの機会をどれだけ探したのか?」と問う人もいます。弱い立場にいる人に対して、なぜハードルを高くする問いが必要なのでしょうか。(2024.1.16.)