何か話したり、書いたりするときに「便利だなあ」と思うことばがあります。頑張るという気持ちを表すために「積極的に行い」とか、何か工夫をする気持ちを表すために「よりよく」とかということばです。気持ちは伝わるけど、具体的に何をしようとしているのか、何をすれば良いのかは、よく分かりません。

「事故やミスを無くすために(略)使うべきなのは、「行動が明確に示された具体的な言葉」」(※)なのですが、ついつい使っている人は少なくないのではないでしょうか。

そのような便利な言葉を使っているときは、明確ではないが何かぼやっとでもイメージがあるのかもしれません。しかし、実は具体的ではなかった、曖昧なままだった、ということもあると思います。下記の図書に数十のことばが挙げられているので、一つずつ考えてみてもいいかなと思っています。(2024.8.23.)

(※引用・参考図書:『無くならないミスの無くし方』石田淳(著)日経BP(発行))