著者は、「責任感を貫きたいなら「~しよう」と言おう」と書いている(P.161)。「甘いものを食べてはいけない」より「甘いものは食べない」の方が、「自分の内面から動機が生じる」としています。「この認識が実行力をもたらす」としています。一方の「~してはいけない」は、外的な圧力にもとづく言い分で、内面から生まれる力より弱いとしています(P.161-162)。

外的な圧力という指示に従うことしか求められないようになると、思考・意思決定を避けるようになり、おまけに責任まで回避できる、としています(P.165-166)。これだと、「言われたとおりにやっただけ」という言い訳も成り立ちます。

スピードや効率性を求めるとき、何か緊急の事態になったときは、どんどん指示を出すトップダウンでの業務遂行でも良いかもしれませんが、、そのウエイトが大きいと事業の継続性を考えるときには、行き詰りやすくなるような気がします。(2026.1.19.)

(参考・引用図書:『言葉遣いこそ最強の武器』L.デビット・マルケ(著) 花塚恵(訳) 東洋経済新報社 2021年)