障害のある仲間たちを支援するとき、「寄り添う」ということばが、しばしば使われます。

でも、時として、安易に使われているときもありそうです。例えば、「仲間たちが困っているときは、寄り添って、どうすれば良いか一緒に考える」ですが、このとき、「寄り添う」ということばがなくても、内容(趣旨)はほとんど変わらないときがあります。それは、「寄り添う」=「一緒に考える」のときで、同じことが単に繰り返されているときです。

そうではなく、「寄り添う」ということばが存在意義を出すときは、「困っている」ことと「一緒に考える」ことをつなぐ言葉になっているときだと思います。(次回へ続く)

「困っているときは~すれば良いよ」ではなく、「~だから困っているんだね」という原因に気づけることが必要だと思います。それに気づけるために、「寄り添う」ことが不可欠だと思います。(2023.5.1.)