「官民連携」というと、行政と市民が一緒になって考えていくというイメージを持っていましたが、「官民」というときの「民」は市民の「民」(タミ)ではなく、民間企業の「民」のようです(P.122~P.123)。そういえば、「官民」ということばを見るときは、市民の暮らしのことよりも経済活動に関する記述が多いような感じもしていたので、納得しました。
時代劇を見ると、「民百姓」(タミヒャクショウ)ということばが出てくると思いますが、そのときの「民」(タミ)は、間違いなく市民のことでしょう。経済活動と市民生活とどちらが優先されるかという話しではないのですが、どちらかに偏ってはいけないでしょう。(2025.2.3.)
(参考・引用図書:『財政と民主主義』神野直彦 岩波新書新赤版2007 2024年)
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