以前に「一緒に」と言いながらも実際は、職員の思いになることがあるということを書きました。そうならないように、職員は仲間の思いを知ろうとしています。「何をしたい?」とか「どうしたい?」とか、いろいろと話しかけたりしています。職員も、急に聞かれたり、それまで思ってもいなかった(考えてもいなかった)ことを聞かれても、「何と言っていいか分からい」という場面はしばしばあります。おりづるの仲間たちは知的障害のある人が多いので、ことばを使って説明をすることがとても苦手です。そのため、急に聞かれたり、それまで思ってもいなかったことや考えてもいなかったことを聞かれても、ことばで自分の思いを説明するのはとても難しいことです。難しいことを言われると緊張して、なおさら言いにくくなることもあります。そのような仲間たちが少しでも緊張しなかったり、自分の思いをことばで話せるためには、「ふだんの雑談」が大切になります。(2023.02.20)