「仲間たちが何を思っているのか分からない。」、「仲間たちは思うように動いてくれない。」職員がそんな思いを持つことはよくあります。「なぜか?と考えても分からない」ということもよく聞きます。

前にも書きましたが、職員自身が自分の気持ちをいつもいつもことばで説明できるかというとそういうことはありません。いわんや、他人の気持ちを手に取るように分かるということはなおさら難しいことです。「自分の気持ちも分からないのに、他人の気持ちを分かることはできない。」ということは一理あります。私たち職員の役割は、「仲間たちの気持ちが手に取るようにわかることが求められている」のではなく、「この仲間は、こんな風に考えているのかな。違ったかも。じゃあ、ほかにどんな考え方をするのかな」というように、「仲間たちの気持ちに近づこうとすることを諦めない」ことだと思います。(2023.6.5.)