社会福祉法人おりづるでは、新しい職員さんを募集しています。

やはりご時世なのか?福祉は敬遠されているのか?なかなか応募がありません💦

自分が就職したころも「3K」などと言われ、敬遠される職業でした。

それでも、恩師に「これからの時代は作業所だ」と言われて、本当だ!と思い就職しました。

就職して思うのは、ほかの仕事でも同じように大変だし、しんどいこともあるし、

楽しさ、おもしろさもあるし、福祉だからとりたて大変ということでもないと思います。

だから、どの仕事の大変さをとるかは自分しだいなのではないでしょうか。

自分は、どうせ大変なら、好きな仕事で大変な方が・・・と思います。

確かに福祉・介護の低賃金は社会問題で、見合った給料を得ることは大変です。

それは1法人でどうにかできるレベルではなく、制度を変えるぐらいのことをしないといけません。

そのために、社会全体をよくする活動、発信をしていきたいと思います。

 

福祉を考えているけれど不安な方や、おりづるってどんな職場?と思う皆様に

以前「いつか紹介します」とお伝えしていた、

おりづるで働く職員から募集した、おりづるの職場「あるある」をご紹介します。

※()内は経験年数です。

仲間に癒される・・・

福祉の仕事は、これなくしてはあり得ません!

「作業の休憩中、“ティッシュ飛ばし”を仲間と楽しんでいます。

扇風機をまわして、ティッシュを1枚、2枚と飛ばして笑いながらキャッチする仲間と

それを眺めて笑う仲間たち。ティッシュをキャッチする仲間の姿が楽しくて、

仕事が終わってほっとしたひとときです。」(3年め)

作業所では、忙しい時期には仲間たちも必死に作業のあとのほっとひといき。

ティッシュもったいない!と一瞬頭をかすめますが、

それより仲間たちの笑顔がうれしくなります。

 

「忙しい日に、“あ~疲れた”とつぶやくと、

仲間たちから“おつかれさま”とよしよしされることがあります。

おとなになって、よしよしなんてしてもらう場面がないので、

優しく応援されると、“明日も頑張ろう”と思えます」(8年め)

仲間たちの優しいふるまいに、あわただしい気持ちもほぐれます。

支えているつもりが支えられてる・・・と思います。

そのたびに、「だからこの仕事はやめられん!」とつぶやいてしまいます。

誰に聞けばいいの??

「おりづるには、ユニフォームがありません。そのため、みんな私服。

職員はスタッフカードもぶらさげていません。

そのため、最初は誰に話しかけていいかわからないかも。

そのときはいろいろな人に話しかけてみてください。

誰に話しかけてもおもしろい反応が返ってくると思います。

ちなみに、入職してすぐは仲間からたくさん声をかけられて、

人気者気分を味わうことができます」(5年め)

スタッフカードは、仲間のご家族からの要望もあり、一時期、仲間も職員も身につけていたのですが、

気に入ってしまい外せなくてボロボロになったり、紛失したり、ストラップが壊れたり、

何より、仲間も職員も、全体的には定着しなかったこともあり、やめました。

でも自分は、この、ごちゃまぜ感が大好きです。

仲間が「お客さんだよ」「○○さん、こんにちは!」と先に気づいて声をかけてくれて、

職員が気づくこともよくあります。

また、「人気者気分」は全くその通りです。やはり新しい仲間・職員・実習生は刺激してくれる存在で、

いつの間にか、あだ名を作って呼んでくれるようになり、そうなると「一人前」と思えます。

おりづるは、仲間がお客様で、職員がお迎えする立場ではありません。

みんな一緒におりづるを創っていく大切な仲間たちです。

どっちかが偉いとか、大切とか比較するものではなく、「みんな一緒」。

だから、ごちゃまぜなのです。