福祉や医療のスタッフには、利用者さんや患者さんに安心感を与えることが求められます。「このスタッフなら大丈夫」と思われるようになることでしょうが、そのためには何が必要なのでしょうか。「このスタッフなら、何でも聞いてくれる。何でも答えてくれる」という「懐の深さ」が必要なのではないでしょうか。その「懐の深さ」が「安心感を与える」ことになるのでしょう。懐が深くなるためには、自分自身に余裕があることが必要でしょう。相談した相手が緊張をしていると、相談した人も緊張したり、不安になったりして、安心感にはつながらないのではないでしょうか。

とはいえ、知らないことを知っているように答えるのもどうかと思います。「知らないことは知らない。分からないことは分からない」だけど、「一緒に考えましょう。一緒に調べましょう」という実直さも安心感を与えることになるのではないでしょうか。(2025.9.16.)