最近、リスキングということばをよく聞くようになりました。勅使川原氏は、もともとは「組織が新たな事業戦略に必要なスキルを習得する機会を従業員の就業時間中に提供することを指す」(P.125)と説明しています。しかし、「いま産業界で使われているのは(略)単純に個人の「学び直し」」だけれども、「「リスキング」の主体は本来的にはあくまで企業」(P.125)のようです。

リスキングをはじめとして、カタカナことばが氾濫しています。日本語に直されることなく、ちょうどいいことばが見つからないためか、そのままカタカナ表記されています。そのため、本来の意味とは違って使われることがあります。それが、意図したものかどうかは不明ですが、リスキングについては、本来の意味とは違った意味で日本では使われがちのようです。分からないことはそのままにするのではなく、しっかりとその意味を知る努力が必要ということを改めて教えられたように思います。(2026.7.6.)

(参考・引用図書:『格差の〝格〟ってなんですか?』 勅使川原真衣(著) 朝日新聞出版 2025年)