「転ばぬ先の杖」だけでなく「転んだあとの杖」になれる職員ということを書きました。障害のある仲間たちが、「転ばないように(失敗しないように)」、「立ち上がれるように(立ち直れるように)」することは職員の役割の一つです。そうなるように職員が支援する、仲間たちを「支える立場に立っている」ということは分かりやすいと思います。

でも、私たちは〝仲間〟なのです。障害のある方を職員が「支える」だけではありません。その逆もあります。障害のある方が職員を「支える」のです。職員にとっては「支えられる」のです。

職員も人間なので、隠そうと思っていても疲れや落ち込みを感じさせることがあります。そういうときに、「がんばってね」とか「大丈夫?」と声をかけてくれることがあります。そのときに職員が仲間たちに「ありがと」と言うと、仲間たちも嬉しそうにしています。