農林水産業が適切に機能すれば、すべての人に食料を提供し、所得を創出し、環境を守ることができるが、現状は、そうなっていない。環境が守られていないために災害のリスクが高まり、農林水産業では生計が立てられなくなり、都市への移住が余儀なくされているとしていて、いわゆる悪循環にはまっているようです。

むかし「三ちゃん農業」と言われていたころ、農業だけでは生計がたたず、若者もなかなか生業とはしない(できない)状況がありました。いまでも「辛い仕事は嫌」という風潮の中、担い手が少なくなってきています。医療・福祉も含めてですが、「辛い仕事」は生命・安全・健康に直接結びつくものが多いと思うので、その仕事に従事しようという人が増えるような社会になってほしいですし、そういう社会にしていきたいと思っています。(2023.7.24.)