私たちの目指している支援は、「悪いことをやめさせる」ことではなく、「できないことができるようにする」ことでもありません。仲間たちが困っていることについて、何に困っているか、どう困っているか、どうしたいか、何からだったらできるか(一歩が踏み出せるか)、などを一緒に悩んで一緒にしていくことです。

できることもあればできないこともあり、得意なこともあれば苦手なこともあります。「できないことがあることは良くないこと」ではなく、「苦手なことがあることは良くないこと」でもありません。逆に、できないことや苦手なことは必要なことだと思います。

できることもできないことも、得意なことも苦手なことも、すべて一人の人間のなかにあるのが当たり前ではないでしょうか。そのことを、本人を含めて周りの人たちと認め合えることが大切だと思います。(2023.3.6.)