おりづるの仲間たちは、ことばを使って表現をすることが苦手です。しかし、「この仲間は自分の思いが言えないから」という理由で職員の思いで物事を進めることはできません。それは、どれだけ障害が重くても、仲間一人ひとりは自分の意思を持っているはずだからです。そうは言っても、自分の思いをことばで表現することが難しい仲間の思いを代わりに言う(「代弁する」)ことはとても難しいことです。
「代弁」とは、本人に代わって意見を言うことなので、「いまの思いはこうかな?」と推測することとは違います。「私は、~なので~と思う」というところまで代わって言えることが職員には求められることがあります。そのためには、「かな?」ではなく、ある程度確信を持つことが必要になります。(2023.4.17.)
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