2024年もあとわずかとなりました。今年は、元旦の能登半島地震から始まりした。地元の産業にも大きな影響を与えた地形の変化が、多くの人たちの生活に影響を与えました。
阪神大震災、東日本大震災と、いまの生活が当たり前ではないということを思い知らされます。世界でも有数の火山帯の上にある日本列島なので当たり前のことですが、災害から少しでも遠ざかると、今の生活が当たり前と思ってしまいます。私たちの生活の中で、「山」は普通にあるのですが、それは地殻変動の賜物です。そのような地殻変動の繰り返しのなかで、いまの自然や生活があるのですが、そのことはついつい当たり前のように忘れてしまいます。そのようなとても想像がつかないくらいの長い年月の中で私たちは生きるという営みを続けています。
今年の1月におりづるが誕生したときからの仲間が急に睡眠中に息を引き取りました。また、年の瀬には、法人化後まもないころから送迎職員として長く勤めていただいた方が亡くなられました。今年も、さまざまな出会いと別れがあり、長い自然の営みに比べると、はかない営みではありますが、一人ひとりが自分の人生を生きているということが実感できればと改めて思わされる1年となりました。(2024.12.28.)
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