日本国憲法第25条に「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とあり、その2項には「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」としています。「健康(医療)」と「福祉」が両輪となって、生命を維持しているだけではなく、「文化的」という要素も必要で大切なことだと思います。

「文化的」というと何か贅沢な、高尚な、余暇(余った時間)にすること、というイメージがあるかもしれません。でも、文化とはそのようなものではなく、私たちの多くの人の日常に繰り広げられているものです。単に生物として生きているのではなく、人間として生きていくためには、不可欠なものです。(2023.8.21.)