障害のある人は、義務教育は大部分が地域の小中学校や特別支援学校に通っています。中学校を卒業した後は、高校に進学する人は、以前は少なく、専門学校や特別支援学校の高等部に入学したり、就職していました。

中学校卒業後に就職した人のなかには、その人に障害があるのが分からないくらい、普通に会話ができる人がいます。でも、その人に記録をお願いしたりすると途端に弱気になることがあります。「書く」ことが苦手なのです。中学校までしか学校に通っていないので、「書く」ことや「読む」ことの経験量が絶対的に少ないのです。なので、卒業生を中心として、生涯学習の場として、「読み」、「書き」をするところもあります。「読めた」、「書けた」ということが嬉しさや自信となり、その学び自体が生かされないとしても、その人の生きるエネルギーになっている、と思います。(2023.9.11.)