介護保険制度は、「介護が必要な高齢者が増えたこと」、「介護の期間が長くなったこと」、「核家族化で家族の中で介護する人がいない」、「介護する人が高齢化」などの理由により、2000年4月からスタートしました。「介護の社会化」ということばも使われますが、状況はあまり変わっていないようです。同居の家族による介護だけではなく、別居している家族による介護も必要になってきています。「家族ではできない部分を介護保険を使って介護」することができるのであれば、「介護離職」も生じないはずです。

結局は、家族・親族による介護という無給ケアがいまだに不可欠で中心となっているようです。(2023.10.2.)